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卑怯道奥義大全

発音は楽勝や!

聞く
日本人にとって、スペイン語の音は非常に聞きやすい。
英語のように、アとエが混じったような中途半端な音とかはありまへん。
英語だと、読み書きは出来るけどヒアリングできない、っていう日本人が多いんだけど
スペイン語は、ちょっと慣れれば完璧に聞き取れます。
問題はスピードだけでしょう。結構早口な人が多いので。

聞き取れない英語って、ワンフレーズ丸々聞こえないじゃないですか。
「ふにゃふにゃふにゃふにゃ、ふにゃふにゃ、ふにゃふにゃふにゃ、Don’t you think so?」
なーんて言われても、まるで分からんっちゅーの!

スペイン語は、聞こえるだけは聞こえるから、「今の3つ目の単語が分からん」とか
言えるんですね。
つーことは、ボキャブラリーの増加とヒアリング能力が直結するわけです。
やってもやっても上達しない、という英語特有のもどかしさがなくて、精神衛生上
非常に良いです。

ま、唯一あるのは、LとRの違いですな。
ただし、スペイン語のRは割と巻き舌っぽく発音するので、英語よりはずっと聞き分け
やすいですね。Rの発音の仕方については、ちょっとした決まりごとがあるんだけど
それは次の項で。

「聞く」の結論:
スペイン語は日本人に最適! 英語に比べたら大楽勝! ネックはスピードのみ。



話す
それじゃ、話す方はどうなの?ってことなんだけど、これがうれしいことに
「完全ローマ字読み」なんですよ。
「a」はどこまで行っても「ア」だし、「u」はどうやっても「ウ」なんですな。
ローマ字読みの言語としてはドイツ語がメジャーだけど、あれは例外が結構あるんだよね。
「ei」で「アイ」だとか、「eu」で「オイ」だとか。大体、ウムラウトなんていう謎の音があるしね。

スペイン語はその手の例外は一切ありまへん。そのまんま読んで下さいまし。
参考書によっては、「日本語の音に似ている分だけ正確な音を出すのが難しい」なんて
しちめんどくさいこと書いてる場合があるけど、そんなもん関係なし!
完璧なカタカナ発音でOK!

ま、強いて言えば、ヨーロッパのスペイン語は、確かにちょっと音が違う。
だけど中南米はね、ぜーんぜん関係ないね。

とは言うものの、ちょっとだけ注意すべき点はある。ま、大した話じゃないんだけどね。
ちょこちょこっと書いときます。

◇ V
Vは英語風の「ヴ」じゃなくて、Bと一緒。カタカナのバビブベボですな。

◇ R、RR
日本人の難関、LとRはスペイン語でも健在。
ただし、語頭のRは巻き舌です。rapidoは、「ゥゥルラピド」ですね。
あと、語中のRRも巻き舌ね。巻き舌できない人は、練習あるのみ!

問題は語中でRが一つの時なんだけど、これも思い切って、巻き舌にしちゃって下さい。
カタカナのラリルレロで発音すると、Lとの区別が付きにくいので、巻いちゃう!
「おいおい、R一個は巻き舌じゃないんだよ」とでも言われればしめたもの。
巻き舌がそれだけきちんと出来てるってことですよ。

しばらくして巻き舌に慣れてくると、「軽巻き」が出来るようになります。
私は今でも、Rはこの「軽巻き」でやってます。評判いいすよ。

◇ QUI、QUE
QUIが「キ」で、QUEが「ケ」
クイとかクエじゃないってことです。

◇ GUI、GUE
QUI、QUEと同様、「ギ」と「ゲ」です。

◇ S
Sは英語と同じ。ちなみに、英語のsheにあたる音はないので、全部「スィ」です。

◇ Z
Zは濁りません。全部サシスセソの音。スペイン本国ではthっぽい音なんだけど
中南米はSと同じ。

◇ H
いわゆるサイレント。発音しません。ひろし君は、「イローシ」と呼ばれちゃいます。
もっと正確に言うと、Hiroshi君は「イローチ」ですね。中南米人のほとんどはshを発音
できないから。shoppingを「チョッピング」って言うですよ、彼らは。

◇ J
ドイツ語のchに似てる。痰を吐く時の感じね。
だけど、幸いにしてHの音がないので、ハヒフヘホでOK! Japonは「ハポン」や!

◇ G
2パターンあります。eとiの前だとJの音。つまり「ヘ」と「ヒ」ね。genteはヘンテ。
それ以外は普通にガギグゲゴ。aguaはアグア。

◇ LL
これは国によってかなり違う。llenoを「ジェノ」っていう人もいるし、「イェノ」って言う人も。
メキシコ系なまりの私は、「ジェノ」ですね。ただ、llamaは「ジャマ」じゃなくて「リャマ」って
言うから、リャリュリョで統一しておくのが無難かなあ? あ、でもllenoを「リェノ」とは
言わないから、やっぱりジャジュジョで統一しよう!

◇ Y
Yを使うのは、具体的な単語で言うと、yaとyoだけですね。
これもLLと同様、国によって違う。私は「ジャ」「ジョ」と言うけど、「ィヤ」「ィヨ」の人もいます。
「もう出来たよ!」とか「とっくだよ!」と言う場合に、しばしば「ya!」を使うので、元気な
感じのする「ジャ」の方が、個人的には好きです。

◇ アクセント
アクセントがついてたら、そこにストレス(強調)が来ます。強く読めばいいのよ。

「話す」の結論:
まあ、ちょっと変わったのもあるけど、ほとんどローマ字読みなのさ。
外国語だと思わず、カタカナで発音するのがベスト。


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